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I Wonderd Lonely as a Cloud―孤独の喜び

Quotations

∧,,,,∧
彡・ー・ミ <今日は、ワーズワースの美しい詩を引用します。


'I wondered lonly as a cloud,
That floats on high o'er vales and hills,
When all at once I saw a crowd,
A host, of golden daffodils;
Beside the lake, beneath the trees,
Fluttering and dancing in the breeze.'
(William Wordsworth, 'I Wandered Lonely as a Cloud')

私は独り、さまよい歩いた。
谷や丘のはるか上に浮かぶ雲のように。
そして突然、たくさんの金色に輝く水仙を見た。
それは湖のほとり、木々の下で
風にそよめき、踊るようにゆれていた。
(translated from English by Saphir)

note
vale=valley
o'er=over
daffodil=Lent lily



風に揺れる黄水仙……、美しいですね。
やはり、詩は原文で読むに限ります。
これほど原文がすばらしいと、翻訳することが冒涜のようにすら感じられます。
所詮、翻訳など二次創作にすぎないのでしょうか。


この詩は'I Wondered Lonely as a Cloud' という詩の最初の一節です。
最終節にはこう書かれています。


'For oft, when on my couch I lie
In vacant or in pensive mood,
They flash upon that inward eye
Which is the bliss of solitude ;
And then my heart with pleasure fills,
And dances with the daffodils. '
(William Wordsworth, 'I Wandered Lonely as a Cloud')

空虚な気持ちで物思いにふけり、
家の長椅子に横たわっているとき、
その光景が私の内なる目の中できらめく。
それは孤独であることの幸福。
私の心はよろこびに満たされ、
水仙とともに踊りだす。
(translated from English by Saphir)

note
oft=often


無気力で、悲しい気持ちの時に、あのときに見た水仙の光景が一瞬の光のように思い出される。
そして詩人は誰にも干渉されない、孤独で美しい心象風景の中に入っていく……。


日本語で「孤独」というと、本心では他者と関わりを持ちたいが、意に反して一人でいることを余儀なくされている、というニュアンスがつきまといますが、
英語の'solidude'という単語は、一人でいることを、他者と関係を持たないでいることを心地よいと思っている、という意味です。


そのため、'the bliss of solitude' というのは非常に訳出しづらい表現です。
「一人でいる」という一見客観的な表現でも、その中に「一人でいることは寂しいことだ」という思想が染みついています。
しかし、この詩の「孤独の喜び」とは、誰にも侵すことのできない、ただ独り、自分の心的空間の中の自由のことをいっています。


一人でいることを、「寂しい、哀れな人間」だと他者に思われることを恐れ、好きでもない人間に依存して群れる人々。そのような、自分を持っていない人間には、この詩の意味は理解できないでしょう。
一人でいることが孤独なのではない。一人でいることに耐えられないことが孤独なのだと私は思います。


ワーズワースの詩はとても美しい、繊細な自然描写であふれています。
その他の詩もとても優れているので、是非一度詩集を読んでみてほしいと思います。



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William Wordsworth
contains 'I Wondered Lonely as a Cloud'

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